和火師 佐々木厳
プロローグ~和火師までのみちのり~
日本の伝統的なモノづくりに憧れていた学生、「天国の本屋~恋火~」という1本の映画と出会いました。
そこには人々を魅了する赤褐色の花火と危険と隣り合わせで花火を打ち上げる花火師の姿があり、すっかり花火に魅了された私は大学卒業後、その道を志すことに。
芸術性を求め技術を高めるため花火作りに精をだす日々、苦労や挫折もたくさんありましたが念願であった競技会での表彰台にたつことができました。
ところが私の中に残ったものは栄誉ではなく自己満足感と空虚感だけでした。
何かが足りない、、、。
自分は何のために花火を作り、打ち上げるのか。
花火の本質を求める日が続くなか、あの映画と運命の再会を果たしました。
そして私が「花火」ではなく「和火」に魅了されていたこと、
花火の原点が祈りにあることを知りました。
自分の原点に立ち返り、久々目にする和火はどこか神秘的で奥深く改めて私の魂を揺さぶった。
この感覚は一体何なのか。自分が花火を作り打ち上げる大義とは何なのか。
その答えを知りたくて独立をしました。
和火の本質をつかみ、和火と共に生きていきたい。
「和火師」という肩書に決意を込めて。
「和火師」「祈り火」は、
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