みたまのふゆ

自分の打ち上げたいときに、

自分の打ち上げたい場所で、

自分の打ち上げたい花火を上げる」

そう決意し独立して6年。昨日、念願だった販売営業許可を得た。

自分の描いた花火の姿は理解されることは少なく、反対されることも多く、厳しい道のりだった。

それでも自分の心の中にあるものを信じ、応援してくれる人、支えてくれる人の力があって、

ようやくここまで来ることができた。

東日本大震災の時に花火師として何もできなかった自分。

花火とは一体何なのか自問自答した日々。

でもその経験が、その時間があったからこそ今がある。

花火師として自分がやるべきことを、自分の描いた道を、

ただひたすらにまっすぐ進んでいきたいと思う。

自分の心に浮かんだものを、

ただ純粋に素直に表現していく。

自分の人生に悔いのないように。

ただ真っすぐ前へ。

和火師　佐々木厳