伝統の光
今日仕事の合間にふと先日ご縁で頂い
た25年前の線香花火が気になり、一本
使わせていただくことにしました。
どんな火花が咲くのか、ワクワクしなが
ら点火。
そこにはいつも自分が眺めている火花が
咲いてていたのですが、どこか安心する
ような懐かしい香りが。
その懐かしさに浸りながら、この花火が
どんな場所で、どんな方が、どんな想い
で作り、どのように旅をして、今ここで
花を咲かせているのか、そんな妄想が楽
しくてたまりませんでした!
そう考えると、今私が作る線香花火に記
憶された情景や想いも、もしかすると
100年先、もっと先を生きる子や孫たち
に伝えることができるかもしれないし、
伝えられたら楽しいだろうなと思う。
そんな線香花火の楽しみ方もありかな。
そのためにも今、伝統の光をしっかりと
繋いでいくことも必要であるのかなと思
う。
この線香花火とご縁に感謝です。
和火師 佐々木厳 2019年2月7日
2020年01月07日