日本の伝統花火・和火

和火とは、硝酸カリウム・硫黄・木炭の三種類からなる日本の伝統的な花火の総称です。
明治以降、西洋から入ってきた化学薬品によって出来た、色のカラフルな花火「洋火」に対し、 「和火」は日本に火薬が伝来し、初めて観賞用の花火を見たと言われる徳川家康公の時代から 約300年江戸の夜空を照らし続けてきたオレンジ色の炭の火の粉の花火です。

和火の魅力

~其の壱~「奥深さ」

「硝酸カリウム」「硫黄」「木炭」
3種類の限られた原料の中で配合比率のみを微妙に操り、色の濃淡、線の太さと長さ、火の強弱を調整し、物語を表現することができます。
和火とはまさに「わび・さび」の侘(わび)であり、日本の文化を象徴するような花火です。
素朴さのなかに見出す「美」。水墨画のような花火といったところでしょうか。

~其の弐~「優しい赤褐色」

炭火の放つ優しい光は、心を穏やかにし、気持ちを鎮めてくれる。
和火の光は暗闇の中で見る「火」そのものなのかもしれない・・・

火と向き合う

火は古来より邪気を祓い、心を暖かく穏やかにする力があるといわれ、その働きを火明玉神(ホノアカルタマノカミ)と称えてまいりました

火は心を、生活を豊かにする反面、その強大な力をもって多くの犠牲をもたらす。「創造」と「破壊」を繰り返す火に対し、先人達は「感謝」と「畏敬の念」を持って大切に扱ってきました。

火と向き合う時間は、日常のしがらみから解き放たれ、何か我々の本来あるべき姿を思い起こさせてくれる、そんな感覚を持つことができる。

火を扱うということは、その働きを知り、怖さを知ること、そして生きる力「本能」を養うことであるのかもしれない。
しかし現代、火と向き合う機会が減ってきてしまっているように思う。

火は美しい、火は暖かい。

生活の一部であった当たり前の感覚を、和火を通して見つめ直す改めて知るキッカケにしてもらいたい。
それが和火師佐々木厳の原点です。

和火師 佐々木厳

佐々木 厳

  • 1984年東京生まれ 埼玉県川口市出身
  • 2006年駒沢大学卒業
    一発の花火でたくさんの人を魅了したい!と花火の道に。
  • 2007年打上花火製造会社 勤務
    花火の製造から打ち上げまで 6年間の経験を積む。
  • 2014年「丸屋」設立
    日本の伝統花火「和火」に惹かれ独立を決意。

保有資格

  • 乙種火薬類製造保安責任者免状
  • 甲種火薬類取扱保安責任者免状
  • 乙種1類危険物取扱者免状
  • 乙種2類危険物取扱舎免状